LEMON
〜楽観的欠陥品〜

(4)






 話の中心がばあちゃんに移った。

 オレのどうにもならない性格をどうこう話してるより笑えた。

 ふと窓の外を見た。



 ・・・いい天気だな・・・。







 オレは、周りのことも自分のこともあんまし興味ねえ・・・。

 どうなったっていいんだ。なるようにしかならねえし。

 オレを好きだと言った水無月の、好意は嬉しかった。

 だからといって自分がどうすればいいかまるでわからねえし、どうにかしようとも思わねえ。

 水無月にいいようにされてるのが楽なだけなのかもな。

 悪くねえ、そう思うだけだ。



 一般的にはこんな風な考えはおかしいらしい。

 人間なんだから、テリトリーや自己主張があって当然なんだそうだ。けどオレにはそれがねえ・・・。どっか壊れてる、って友達にもよく言われてるけど。

 家族はオレの性格を心配してるみてえだけど、オレは自分の生き方とか身の周りのことを不満に思ったことは一度もねえんだ。

 ・・・興味ねえんだよ。





 オレみたいな症状を、自主性の欠落、っていうんだってさ。

 ・・・オレはおまえなしで生きて行けんのかな、水無月?



















──fin.


LEMON〜楽観的欠陥品〜

ページ進行→ 



LEMON
〜楽観的欠陥品〜

>> 後記

こんにちは、こくうです。読んでくださってありがとうございました!
ついにというかやっとというか…やってしまいました、近親モノでございます。
私の作品にしては珍しく、長〜いエッチシーンでした。これでもかなり端折ったんですよ。
今回はいわゆるマグロの、あまり感じないエッチを目指したんですけどぉ・・・。(んなの目指すなヨ)しかもエッチだけで終わらせようと思ってました!(オイ)さすがに気が引けて昼食の時間になりましたが(笑)。
小説となんら関係のなさそうなタイトル「レモン」ですが…ええそうそう、黄色くてすっぱいレモンのことです。どうやら英語の俗語として「欠陥商品」の意味があるらしく、即行いただいちゃいました(笑)。
この小説の元ネタは『皐月&水無月』というタイトルで描いたイラストです。(上の絵)
一枚の絵からインスピもらってお話書くのって面白いですよね〜。私の作品の場合オチがないですけど…(ダメヂャン)。
それではこの辺で。

 黙読感謝
 2004.10 こくう 拝




LEMON〜楽観的欠陥品〜

ページ進行→